第118回医師国家試験 E15(2024年)
正答:c
問題
医師の職業倫理に反するのはどれか。
a.患者からのセカンドオピニオンの求めに応じる。
b.他の医師の不適切な医療行為に対して忠告する。
c.自身の業務に関係のない患者の電子カルテを閲覧する。
d.治験薬剤の適応に合致する患者に治験の情報を提供する。
e.判断能力のない患者の利益擁護者に病状や治療内容を説明する。
正答の理由
診療情報へのアクセスは正当な業務上の必要性に基づいて行う必要があります。業務に関係のない患者の電子カルテを閲覧するcは、患者のプライバシーを侵害し職業倫理に反します。閲覧権限があることと、自由に見てよいことは別です。
各選択肢の検討
a.セカンドオピニオンの求めに応じる:患者の自己決定と他の医師の意見を求める権利を尊重する対応です。
b.不適切な医療行為へ忠告:患者の安全のために問題へ適切に対応することは医師の責務に沿います。
c.無関係な電子カルテの閲覧:倫理に反します。職務上の必要性を欠く閲覧は認められません。
d.適応に合う治験の情報を提供:適切な説明と自由意思を尊重すれば、選択肢の情報提供として妥当です。
e.判断能力のない患者の利益擁護者へ説明:患者の利益と秘密保持に配慮し、正当な代理人等に必要な情報を説明します。
覚えるポイント
診療情報は好奇心や私的目的で閲覧せず、診療・正当な業務に必要な範囲で扱います。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。