第118回医師国家試験 E7(2024年)
正答:d
問題
座位の患者からの鼻咽頭ぬぐい液の採取手順で誤っているのはどれか。
a.個人防護具を着用する。
b.患者の側方に立つ。
c.患者の頭部が動かないよう支える。
d.綿棒を患者の鼻孔から上方に向けて挿入する。
e.咽頭後壁からぬぐい液を採取する。
正答の理由
鼻咽頭への綿棒は口蓋・鼻腔底にほぼ平行に後方へ進めます。上方に向けて入れるdは、鼻咽頭に届きにくく粘膜を損傷するおそれがあるため誤りです。
各選択肢の検討
a.個人防護具を着用する:咳やくしゃみによる曝露を想定して適切な防護具を用います。
b.患者の側方に立つ:患者正面からの飛沫曝露を避けるために適切です。
c.頭部が動かないよう支える:急な動きによる損傷を防ぐために適切です。
d.上方に向けて挿入する:誤り。鼻腔底に沿って後方へ、無理な力をかけず進めます。
e.咽頭後壁から採取する:鼻腔から鼻咽頭の後壁まで到達させて検体を採取します。
覚えるポイント
綿棒の先端を「鼻の上」ではなく「後方の鼻咽頭」へ向けます。抵抗があれば無理に押し込まないことも重要です。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。