梗塞後の破裂は中隔穿孔・心タンポナーデ・急性MR|第118回医師国家試験D13

第118回医師国家試験 D13(2024年)

正答:a・c・d

問題

急性心筋梗塞後の機械的合併症はどれか。3つ選べ。

a.心室中隔穿孔

b.左室流出路狭窄

c.心タンポナーデ

d.急性僧帽弁閉鎖不全症

e.急性大動脈弁閉鎖不全症

正答の理由

a、c、dです。梗塞で壊死した心筋や乳頭筋が破綻すると、心室中隔穿孔、左室自由壁破裂による心タンポナーデ、乳頭筋断裂による急性僧帽弁閉鎖不全を来します。急なショックや心不全、新しい雑音を認めたら緊急心エコーで評価します。

各選択肢の検討

a.心室中隔穿孔:壊死した中隔が破れ、急な左右シャントと循環不全を生じます。

b.左室流出路狭窄:典型的な心筋梗塞後の機械的合併症の3病態には含めません。

c.心タンポナーデ:左室自由壁破裂から心嚢内出血を来して生じます。

d.急性僧帽弁閉鎖不全:乳頭筋断裂により急激な逆流と肺水腫・ショックを来します。

e.急性大動脈弁閉鎖不全:大動脈解離などで起こり得ますが、梗塞後の典型的な機械的合併症ではありません。

覚えるポイント

心筋梗塞後に突然悪化したときは、不整脈だけでなく心筋・乳頭筋の破裂も考えます。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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