第118回医師国家試験 D9(2024年)
正答:d
問題
原発性硬化性胆管炎に合併することが多いのはどれか。
a.虚血性腸炎
b.偽膜性腸炎
c.大腸憩室炎
d.潰瘍性大腸炎
e.過敏性腸症候群
正答の理由
dです。原発性硬化性胆管炎〈PSC〉は胆管の慢性炎症と線維性狭窄を来す疾患で、炎症性腸疾患、特に潰瘍性大腸炎と関連します。腸症状が乏しくても合併の評価を行います。
各選択肢の検討
a.虚血性腸炎:大腸の血流障害による病態で、PSCとの代表的関連ではありません。
b.偽膜性腸炎:主にClostridioides difficile感染などに関連します。
c.大腸憩室炎:憩室に生じる炎症で、PSCの典型的合併ではありません。
d.潰瘍性大腸炎:PSCと合併しやすい炎症性腸疾患です。
e.過敏性腸症候群:機能性の腸疾患で、PSCとの代表的合併関係ではありません。
覚えるポイント
PSCでは胆管病変だけでなく、炎症性腸疾患や悪性腫瘍のリスクにも注意します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。