成人男性の腎盂腎炎では尿路閉塞の原因を確認|第118回医師国家試験D6

第118回医師国家試験 D6(2024年)

正答:e

問題

成人男性の急性腎盂腎炎をきたす原因で最も頻度が高いのはどれか。

a.性感染症

b.過活動膀胱

c.糖尿病腎症

d.間質性膀胱炎

e.尿管嵌頓結石

正答の理由

eです。選択肢の中では、尿管嵌頓結石が尿路閉塞・尿流停滞を起こし、急性腎盂腎炎を来す重要な原因です。感染と閉塞が合併すると敗血症へ進み得るため、抗菌薬に加えて尿路ドレナージが必要となることがあります。

各選択肢の検討

a.性感染症:主に尿道炎などを来しますが、選択肢内で急性腎盂腎炎の主要な原因として選びません。

b.過活動膀胱:尿意切迫などを来す機能的病態で、直接の感染原因ではありません。

c.糖尿病腎症:糖尿病は感染リスクを高めますが、腎盂腎炎の閉塞性原因として最も適するのは結石です。

d.間質性膀胱炎:一般細菌による急性腎盂腎炎とは異なる非感染性の膀胱病態です。

e.尿管嵌頓結石:閉塞と尿流停滞により腎盂腎炎を起こしやすくします。

覚えるポイント

これは背景疾患・構造的原因の比較です。起炎菌として多い大腸菌とは問いの次元が異なります。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第118回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました