終末期の抑うつにはつらさを聴き優先順位を共有して対応する|第118回医師国家試験C2

第118回医師国家試験 C2(2024年)

正答:e

問題

終末期がん患者の抑うつ状態への対応で正しいのはどれか。

a.不安について医師からは尋ねない。

b.誰でも辛いのだから耐えるよう伝える。

c.希死念慮の話題を始めた時には制止する。

d.楽しかった過去の話については聞き流す。

e.気持ちの辛さについて優先順位をつけて対応する。

正答の理由

終末期であっても気持ちのつらさを当然として放置しません。不安や抑うつの内容と程度、身体症状、社会的な困り事を聴き、本人にとって大きな負担から対応するeが適切です。希死念慮がある場合も遮らず、背景と安全性を丁寧に評価します。

各選択肢の検討

a.不安を尋ねない:本人が言い出せないこともあるため、話せるよう働き掛けます。

b.耐えるよう伝える:つらさを矮小化せず、共感して支援します。

c.希死念慮の話を制止:気持ちを聴く機会を失うため不適切です。

d.過去の楽しい話を聞き流す:本人の大切な経験や支えを理解する機会として傾聴します。

e.つらさの優先順位をつける:正しい。本人と相談して具体的に対処します。

覚えるポイント

身体的苦痛の緩和と心理的支援を並行し、必要に応じ精神科・心理職とも連携します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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