重症熱傷の急性期には循環血液量減少性ショック|第118回医師国家試験B13

第118回医師国家試験 B13(2024年)

正答:c

問題

Which of the following clinical conditions occurs in patients acutely after severe burns?

a.polyuria

b.hyperlipidemia

c.hypovolemic shock

d.venous thrombosis

e.compartment syndrome

正答の理由

設問は「重症熱傷の直後・急性期に起こる病態」を問います。熱傷により血管透過性が亢進し、水分と血漿成分が血管外へ移動するため、循環血液量が減少します。cのhypovolemic shock〈循環血液量減少性ショック〉が基本的な全身病態です。

各選択肢の検討

a.polyuria〈多尿〉:急性期の血管内容量減少では腎灌流が低下し、むしろ尿量は減少します。

b.hyperlipidemia〈高脂血症〉:重症熱傷直後の基本的な循環障害ではありません。

c.hypovolemic shock:血管透過性亢進による体液の血管外移動から生じます。

d.venous thrombosis〈静脈血栓症〉:経過中のリスクにはなりますが、熱傷直後の代表的な全身病態ではありません。

e.compartment syndrome〈コンパートメント症候群〉:全周性の深い熱傷や大量輸液などで起こり得ますが、すべての重症熱傷に共通する急性期の基本病態としてはcを選びます。

覚えるポイント

急性期には循環血液量の減少と尿量を評価し、適切な輸液で臓器灌流を保ちます。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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