特発性肺線維症の咳は通常乾性咳嗽|第118回医師国家試験A5

第118回医師国家試験 A5(2024年)

正答:b

問題

特発性肺線維症の症状・身体所見で誤っているのはどれか。

a.ばち指

b.湿性咳嗽

c.体重減少

d.fine crackles

e.労作時呼吸困難

正答の理由

特発性肺線維症では労作時呼吸困難と痰の少ない乾性咳嗽が典型的です。痰を伴う湿性咳嗽を代表症状とするbが誤りです。両側肺底部のfine cracklesやばち指を認め、進行すると体重減少も生じ得ます。

各選択肢の検討

a.ばち指:慢性の肺線維症に伴ってみられます。

b.湿性咳嗽:誤り。通常は乾性咳嗽が中心です。

c.体重減少:進行例などでは食欲低下や呼吸の負担によって生じ得ます。

d.fine crackles:特に背側肺底部で吸気終末の捻髪音を聴取します。

e.労作時呼吸困難:肺の線維化による換気・ガス交換障害で起こります。

覚えるポイント

湿性咳嗽や痰の増加があれば、感染や気道病変の併存も評価します。「IPFでは痰が絶対に出ない」という意味ではありません。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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