ビタミンD欠乏は低Ca・低P血症を来す|第118回医師国家試験A3

第118回医師国家試験 A3(2024年)

正答:c

問題

低カルシウム血症と低リン血症を同時にきたす病態はどれか。

a.腫瘍性骨軟化症

b.甲状腺機能亢進症

c.ビタミンD欠乏症

d.副甲状腺機能低下症

e.慢性腎臓病に伴うミネラル骨代謝異常

正答の理由

ビタミンD欠乏では腸管からのCa・リン吸収が低下し、低Ca血症に対する二次性副甲状腺機能亢進によってリンの尿中排泄も増えます。低Caと低リンを同時に来すcが正解です。

各選択肢の検討

a.腫瘍性骨軟化症:FGF23過剰によるリン排泄亢進が中心で、血清Caは通常正常です。

b.甲状腺機能亢進症:骨代謝亢進によって高Ca血症を来すことがあります。

c.ビタミンD欠乏症:正しい。Ca・リン吸収低下と二次性PTH上昇が関係します。

d.副甲状腺機能低下症:PTH低下でCaは低下しますが、リン排泄が減るため高リン血症になります。

e.慢性腎臓病に伴うミネラル骨代謝異常:進行腎不全ではリン排泄低下により高リン血症を伴いやすくなります。

覚えるポイント

ビタミンD欠乏は低Ca・低P、副甲状腺機能低下は低Ca・高Pが基本です。欠乏の程度などによって血清Caが正常に保たれる場合もあります。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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