原始反射の消失と姿勢反応の出現を区別する|第117回医師国家試験F30

第117回医師国家試験 F30(2023年)

正答:e

問題

月齢とその時期にみられる反射との組合せで誤っているのはどれか。

a.1か月 ― Moro反射

b.3か月 ― 足底把握反射

c.6か月 ― Landau反射

d.9か月 ― パラシュート反射

e.12か月 ― 非対称性緊張性頸反射

正答の理由

非対称性緊張性頸反射は乳児早期の原始反射で、生後数か月の発達とともに目立たなくなり、通常は6か月頃までに消失します。12か月で明瞭に残ることは通常の発達所見ではありません。Landau反応やパラシュート反応は、発達に伴って出現する姿勢反応です。

各選択肢の検討

a.出生時からみられ、生後1か月では正常に誘発されます。

b.足底把握反射は3か月ではみられます。手掌把握反射と消失時期が異なります。

c.腹臥位で水平に支えると頭部・体幹・下肢を伸展する反応で、6か月頃にはみられます。

d.落下を防ぐように上肢を伸ばす保護伸展反応で、9か月頃にはみられます。

e.誤り。乳児早期の原始反射であり、12か月で明瞭な残存があれば発達・神経所見を評価します。

覚えるポイント

反射は「出生時からあって消えるもの」と「発達に伴って現れるもの」を分けて覚える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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