悲嘆は成人だけに生じる反応ではない|第117回医師国家試験F22

第117回医師国家試験 F22(2023年)

正答:a

問題

身近な人との死別に伴う悲嘆反応で誤っているのはどれか。

a.成人特有の反応である。

b.うつ病との鑑別が必要である。

c.身体的影響を生じる。

d.提供されるケアをグリーフケアという。

e.時間とともに軽快する。

正答の理由

悲嘆反応は子どもにも生じ、年齢や死の理解によって表れ方が異なります。したがって成人特有とするaが誤りです。通常は時間とともに変化し軽減しますが、一律の期限はなく、強い苦痛や生活障害が続く場合は遷延性悲嘆症やうつ病等を評価します。

各選択肢の検討

a.誤り。小児も悲しみや不安、行動変化などを示します。

b.強い抑うつや自責感、自殺念慮等がある場合には鑑別と支援が必要です。

c.睡眠・食欲の変化、疲労など身体面にも影響します。

d.死別に伴う悲嘆への支援をグリーフケアといいます。

e.通常は徐々に和らぎますが、経過や必要な時間には個人差があります。

覚えるポイント

正常な悲嘆を尊重しつつ、持続する機能障害やうつ病の兆候を見逃さない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第117回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました