実感が失われる離人感は自我意識の障害|第117回医師国家試験F17

第117回医師国家試験 F17(2023年)

正答:e

問題

「周りの景色を見ても生き生きと感じられない。感情がわいてこない」と訴える患者にはどの異常があるか。

a.意識

b.気分

c.知覚

d.見当識

e.自我意識

正答の理由

周囲や自分の感情に実感がなく、現実が生き生きと感じられないという訴えは、離人感・現実感消失を示します。自分の体験が自分のものとして実感される感覚の障害で、分類上は自我意識の異常です。これだけで特定の精神疾患の診断を確定するわけではありません。

各選択肢の検討

a.覚醒の程度や意識の清明さの障害を示す記載ではありません。

b.抑うつなどでも似た訴えはありますが、本問は体験の実感が失われる離人症状を問います。

c.幻覚など、対象のない知覚体験を述べているわけではありません。

d.時・場所・人物の認識が障害されている記載はありません。

e.正しい。離人感や現実感消失は自我意識の障害として捉えます。

覚えるポイント

離人感では、周囲や自分の感情を実感できないという訴えに注目する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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