第117回医師国家試験 F12(2023年)
正答:b
問題
口腔内アフタの存在が診断に有用なのはどれか。
a.腸結核
b.Crohn病
c.大腸憩室症
d.虚血性大腸炎
e.過敏性腸症候群
正答の理由
Crohn病は口腔から肛門までの消化管に病変を生じ得る炎症性腸疾患で、口腔内アフタも診断の手掛かりになります。ただしアフタ単独は非特異的で、腹部症状・肛門病変・内視鏡や病理などと合わせて評価します。
各選択肢の検討
a.腸結核の典型的な診断手掛かりとして口腔アフタは挙げません。
b.正しい。口腔アフタなどの口腔病変を伴うことがあります。
c.大腸壁の憩室形成を特徴とし、口腔アフタとの典型的関連はありません。
d.腸管虚血による急な腹痛・血便が中心で、口腔アフタは典型所見ではありません。
e.器質的炎症性病変で説明されない腹痛・便通異常で、口腔アフタは診断所見ではありません。
覚えるポイント
口腔内も消化管の一部として観察するが、アフタだけでCrohn病と診断しない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。