せん妄の急性発症と日内変動|第117回医師国家試験F5

第117回医師国家試験 F5(2023年)

正答:a・c・e

問題

せん妄について正しいのはどれか。3つ選べ。

a.脱水は発症要因となる。

b.治療によらず改善は見込めない。

c.数時間から数日で急速に発症する。

d.身体疾患を背景に持つことが必須である。

e.日内変動がありしばしば夜間に増悪する。

正答の理由

せん妄は数時間から数日で急性に出現し、注意・意識・認知の障害が変動します。脱水は誘発因子で、夜間に悪化することもあります。感染などの身体疾患以外に、薬物・中毒・離脱などでも発症するため、既存の身体疾患が必須ではありません。

各選択肢の検討

a.正しい。脱水・電解質異常は修正すべき誘発因子です。

b.原因の消失や環境調整などで改善することがあり、必ず治療なしでは改善しないとはいえません。ただし評価と原因への対応が必要です。

c.正しい。急性発症は認知症との鑑別の重要な手掛かりです。

d.薬剤やアルコール離脱などでも起こり、身体疾患の存在を必須条件とはしません。

e.正しい。症状の変動が特徴で、夜間の増悪もみられます。

覚えるポイント

急性発症と変動を捉え、脱水・感染・薬剤・離脱などの原因を探す。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第117回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました