大腿動脈採血の穿刺と止血|第117回医師国家試験E12

第117回医師国家試験 E12(2023年)

正答:c

問題

成人の動脈血ガス分析を目的とした大腿動脈からの採血について正しいのはどれか。

a.穿刺針の太さは 18G を選択する。

b.動脈の走行は目視で確認する。

c.皮膚に対して直角に穿刺する。

d.シリンジに十分な陰圧をかける。

e.抜針後に穿刺部位をよく揉む。

正答の理由

大腿動脈は比較的深い位置にあるため、提示された方法では皮膚に対して直角に穿刺するcを選びます。拍動の触知や超音波で血管を確認し、動脈圧を利用して採血し、抜針後は揉まずに十分に圧迫止血します。実際の刺入角度・深さは血管位置と体格に合わせて判断します。

各選択肢の検討

a.血液ガス採血に18Gの太い針を一律に選ぶ必要はなく、出血・血管損傷を避ける適切な針を用います。

b.皮膚からの目視だけで走行を判断せず、触診や必要時の超音波で確認します。

c.正しい。大腿動脈が比較的深いことを踏まえた刺入方法です。

d.強い陰圧をかけず、通常は動脈圧を利用して採取します。

e.出血・血腫を防ぐため、揉まずに穿刺点を圧迫します。

覚えるポイント

動脈採血は血管確認、適切な穿刺、空気混入回避、十分な圧迫止血が基本。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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