第117回医師国家試験 E2(2023年)
正答:c
問題
やせと続発性無月経の学生アスリートの診療で注意すべき合併症はどれか。
a.痤瘡
b.脂肪肝
c.骨粗鬆症
d.下垂体腺腫
e.子宮腺筋症
正答の理由
やせと続発性無月経のアスリートでは、運動量に対してエネルギー摂取が不足し、視床下部性の月経異常と骨密度低下を生じることがあります。女性アスリートの三主徴として捉え、骨粗鬆症や疲労骨折に注意するcを選びます。
各選択肢の検討
a.高アンドロゲン血症等でみられますが、やせと運動関連無月経の代表的合併症ではありません。
b.低栄養でも生じる場合はありますが、この組合せで優先して評価する代表的合併症は骨密度低下です。
c.正しい。若年でも骨量獲得が妨げられ、骨折リスクが増します。
d.無月経の原因鑑別として必要時に評価しますが、エネルギー不足に続く代表的合併症ではありません。
e.過多月経や月経痛などを来す病態で、この組合せの合併症としては選びません。
覚えるポイント
低エネルギー状態と無月経があれば骨の健康も評価する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。