第117回医師国家試験 D14(2023年)
正答:e
問題
手根管症候群でみられるのはどれか。
a.頸部痛
b.小指球筋の萎縮
c.手関節の背屈困難
d.腕橈骨筋反射の亢進
e.母指から環指橈側の感覚障害
正答の理由
手根管内で正中神経が圧迫され、母指・示指・中指・環指橈側にしびれや感覚障害が生じます。進行すると母指球筋の萎縮や母指対立障害を伴います。
各選択肢の検討
a.頸部痛:頸椎疾患などを考える所見で、手根管症候群の代表所見ではありません。
b.小指球筋の萎縮:尺骨神経の支配領域で、典型は母指球筋の萎縮です。
c.手関節の背屈困難:手関節背屈は主に橈骨神経支配です。
d.腕橈骨筋反射の亢進:手根管症候群を示す所見ではありません。
e.母指から環指橈側の感覚障害:正しい。正中神経領域の感覚障害です。
覚えるポイント
母指から環指橈側の3本半の感覚分布と母指球筋を確認する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。