骨盤骨折と大量出血|第117回医師国家試験D10

第117回医師国家試験 D10(2023年)

正答:b

問題

大量出血を想定して診療にあたるべき交通外傷はどれか。

a.頸椎捻挫

b.骨盤骨折

c.肩関節脱臼

d.橈骨遠位端骨折

e.膝前十字靱帯損傷

正答の理由

骨盤骨折では骨折部や骨盤内の血管から大量に出血し、後腹膜に血液が貯留してショックに至る可能性があります。外表に目立つ出血がなくても警戒が必要です。

各選択肢の検討

a.頸椎捻挫:本損傷単独では、骨盤骨折のような大量出血を典型的には想定しません。

b.骨盤骨折:正しい。大量出血と循環不全を想定して初期診療を行います。

c.肩関節脱臼:血管損傷の有無は確認しますが、選択肢では骨盤骨折の出血リスクが重要です。

d.橈骨遠位端骨折:通常、骨盤骨折のような大量の後腹膜出血を起こす損傷ではありません。

e.膝前十字靱帯損傷:関節内出血は生じ得ますが、選択肢では骨盤骨折が適切です。

覚えるポイント

骨盤骨折は見えない出血を起こす。循環評価と早期の出血制御が重要。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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