地域包括ケアは日常生活圏域を想定する|第117回医師国家試験C2

第117回医師国家試験 C2(2023年)

正答:a

問題

地域包括ケアについて誤っているのはどれか。

a.二次医療圏単位で構築される。

b.生活支援サービスを中核とした包括的ケアである。

c.介護保険事業計画の策定によりシステムとして構築する。

d.高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援を目的としている。

e.地域ケア会議で個別課題の支援を通じた地域の課題把握を行う。

正答の理由

地域包括ケアシステムは、高齢者が住み慣れた地域で暮らせるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する仕組みです。おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域、具体的には中学校区などを想定しており、二次医療圏を単位とするaが誤りです。

各選択肢の検討

a.二次医療圏:誤り。日常生活圏域を基本に、市町村が地域の実情に応じて構築します。

b.生活支援:日々の暮らしを支えるサービスを基盤として、医療・介護等も一体的に提供します。生活支援だけに限定する意味ではありません。

c.介護保険事業計画:市町村の計画によってサービス基盤などを整備します。

d.尊厳と自立生活:本人の望む地域生活を支える目的に合います。

e.地域ケア会議:個別の支援から地域共通の課題を把握し、資源開発や施策につなげます。

覚えるポイント

医療計画における二次医療圏と、日常生活に即した地域包括ケアの圏域を区別します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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