第117回医師国家試験 B18(2023年)
正答:d
問題
治療薬物モニタリング〈TDM〉の対象となる抗菌薬はどれか。
a.カルバペネム系
b.ニューキノロン系
c.リンコマイシン系
d.アミノグリコシド系
e.セファロスポリン系
正答の理由
アミノグリコシド系は薬効と腎障害・聴覚障害などの毒性に血中濃度が関係し、TDMで投与量や投与間隔を調整する代表的抗菌薬なのでdを選びます。腎機能と、薬剤・投与法に応じたピークやトラフなどを評価します。
各選択肢の検討
a.カルバペネム系:重症患者などでβラクタム系のTDMを検討することはありますが、本問の代表的対象はアミノグリコシド系です。
b.ニューキノロン系:通常の診療で一律にTDMを行う代表的薬剤群ではありません。
c.リンコマイシン系:通常の診療で一律にTDMを行う代表的薬剤群ではありません。
d.アミノグリコシド系:正しい。効果と毒性を踏まえた血中濃度管理が重要です。
e.セファロスポリン系:特殊な状況でのTDMはあり得ますが、本問で選ぶ標準的対象群ではありません。
覚えるポイント
TDMは薬剤・感染症・腎機能・投与法に合った目標で行う。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。