妊娠高血圧症候群の臓器障害と血小板減少|第117回医師国家試験B9

第117回医師国家試験 B9(2023年)

正答:a

問題

妊娠高血圧症候群の重症化の指標となるのはどれか。

a.血小板の減少

b.呼吸数の減少

c.下腿浮腫の悪化

d.子宮収縮の増強

e.尿蛋白/クレアチニン比の低下

正答の理由

血小板減少は妊娠高血圧腎症の重症化に伴う血液学的異常で、HELLP症候群でも重要な所見です。したがってaを選びます。浮腫の増悪だけや蛋白尿の減少で重症化を判断するわけではありません。

各選択肢の検討

a.血小板の減少:正しい。血液学的臓器障害やHELLP症候群に注意します。

b.呼吸数の減少:重症化の典型的な指標ではありません。肺水腫などでは呼吸困難・低酸素血症を評価します。

c.下腿浮腫の悪化:浮腫は正常妊娠でも生じ、これだけで重症度は決められません。

d.子宮収縮の増強:子宮収縮の増強は重症度の判定項目ではありません。

e.尿蛋白/クレアチニン比の低下:尿蛋白量の減少を重症化の指標とはしません。

覚えるポイント

妊娠高血圧腎症では血圧だけでなく血小板・肝腎機能・神経症状・肺水腫も確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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