HUSの微小血管障害性溶血|第117回医師国家試験A6

第117回医師国家試験 A6(2023年)

正答:a・b

問題

溶血性尿毒症症候群でみられるのはどれか。2つ選べ。

a.LD高値

b.破砕赤血球

c.血清補体価低値

d.網赤血球数低値

e.抗ADAMTS‐13抗体陽性

正答の理由

溶血性尿毒症症候群では微小血管内の赤血球破壊により、LD高値と破砕赤血球を認めます。血小板減少、急性腎障害と合わせて血栓性微小血管症を考えます。抗ADAMTS13抗体による著しい活性低下は後天性TTPを示唆します。

各選択肢の検討

a.正しい。赤血球破壊に伴いLDが上昇します。

b.正しい。微小血管内で赤血球が機械的に破壊されます。

c.補体介在性HUSで低下する場合はありますが、HUS全般に共通する所見ではなく、正常でも否定できません。

d.一般に溶血を補うため網赤血球は増加します。ただし病期や造血状態により変動します。

e.後天性TTPに特徴的で、通常のHUSの診断所見としては選びません。

覚えるポイント

LD上昇・破砕赤血球・ハプトグロビン低下などで溶血を確認し、TTPとSTEC-HUSなどを鑑別します。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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