第116回医師国家試験 F33(2022年)
正答:a・b・e
問題
高齢者の介護予防に重要なのはどれか。3つ選べ。
a.フレイル
b.サルコペニア
c.トキシドローム
d.アナフィラキシー
e.ロコモティブシンドローム
正答の理由
フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームは、身体機能や生活機能の低下と関連し、要介護状態に進むリスクを高めます。早期に評価し、栄養・運動・社会参加等への支援につなげることが介護予防に重要です。3つは重なり合いますが、同じ概念ではありません。
各選択肢の検討
a.正しい。加齢に伴う予備能力低下によってストレスに弱くなった状態で、身体面だけでなく心理・社会面も含めて評価します。
b.正しい。筋量低下に筋力低下や身体機能低下を伴う病態で、転倒や生活機能低下に関わります。
c.中毒によって現れる特徴的な症候の集まりです。本問の介護予防に関わる加齢性機能低下の概念ではありません。
d.急性の全身性過敏反応で、救急対応が必要な病態です。
e.正しい。運動器の障害によって移動機能が低下した状態で、進行すると要介護リスクが高くなります。
覚えるポイント
フレイル・サルコペニア・ロコモを早期に捉え、生活機能の維持へつなぐ。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。