誤嚥予防に適した食物の物性|第116回医師国家試験F18

第116回医師国家試験 F18(2022年)

正答:a

問題

嚥下機能が低下している高齢者の誤嚥を予防するために有用な食事の形態はどれか。

a.凝集性(食塊のまとまり)が高い

b.均質性(なめらかさ)が低い

c.付着性が高い

d.硬度が高い

e.温度が高い

正答の理由

食物がばらけず、ひとまとまりの食塊として移送できることは誤嚥の予防に役立ちます。そのため、この中では凝集性が高いものを選びます。実際の食形態は、まとまりだけでなく、硬さ、口腔・咽頭への貼り付き、離水なども含めて嚥下評価に合わせます。

各選択肢の検討

a.正しい。ばらけにくく、食塊として送り込みやすい形態です。

b.誤り。粒や液体が混在して不均質だと、機能によっては食塊の制御が難しくなります。一般にはなめらかな形態が扱いやすくなります。

c.誤り。付着性が高いと口腔や咽頭に残りやすく、残留物の誤嚥につながります。

d.誤り。硬いものは咀嚼・食塊形成に負担がかかります。

e.誤り。高温であれば誤嚥が予防できるわけではなく、熱傷にも注意が必要です。

覚えるポイント

嚥下調整食は、まとまりやすく、貼り付きにくく、適切な軟らかさにする。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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