第116回医師国家試験 F5(2022年)
正答:d
問題
トリグリセリド高値の原因とならないのはどれか。
a.先端巨大症
b.内臓脂肪蓄積
c.アルコール多飲
d.甲状腺機能亢進症
e.インスリン抵抗性増加
正答の理由
高トリグリセリド血症は、内臓脂肪蓄積、インスリン抵抗性、飲酒、先端巨大症などで起こり得ます。甲状腺疾患では一般に機能低下症が二次性脂質異常症の原因となり、機能亢進症は提示された中では典型的な原因に当たりません。機能亢進症患者に高TGがあれば他の背景因子も評価します。
各選択肢の検討
a.成長ホルモン過剰によるインスリン抵抗性等を背景にTGが高くなり得ます。
b.遊離脂肪酸供給の増加等により肝でのTG・VLDL産生が増えます。
c.肝での脂質合成等を介してTG高値の原因になります。
d.正答(原因とならない)。典型的な二次性脂質異常症は甲状腺機能低下症です。
e.脂肪分解と肝への脂肪酸流入、リポ蛋白代謝障害等からTGが増加します。
覚えるポイント
二次性TG高値では肥満・飲酒・糖代謝異常・内分泌疾患を確認する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。