過重労働者の面接指導と事業場規模|第116回医師国家試験E20

第116回医師国家試験 E20(2022年)

正答:b

問題

労働安全衛生法に規定される健康の保持増進のための措置について誤りはどれか。

a.うつ病や自殺の予防が目的に含まれる。

b.適用となるのは常時50人以上の事業場である。

c.脳血管・心臓疾患のリスク管理として重要である。

d.時間外労働が月80時間超の労働者は希望により面接指導が受けられる。

e.事業者は過重労働者に対し医師による面接指導の実施が義務づけられている。

正答の理由

長時間労働者への医師による面接指導は、常時50人未満の小規模事業場にも適用されます。産業医選任などの規模要件と混同しないことが重要です。一般の労働者では、時間外・休日労働が月80時間を超え、疲労の蓄積が認められ、本人が申し出た場合などに事業者の実施義務が生じます。研究開発業務などには別の要件があります。

各選択肢の検討

a.メンタルヘルス不調や自殺の予防も目的です。

b.誤り。面接指導制度は50人未満の事業場も対象です。

c.過労による脳・心臓疾患の発症予防にも重要です。

d.一般労働者の面接指導の基本的な枠組みとして正しい記述です。厳密には疲労の蓄積などの要件も確認します。

e.法定要件に該当した場合、事業者に医師による面接指導の実施義務があります。すべての過重労働者に申出の有無を問わず一律に義務となる、という意味ではありません。

覚えるポイント

面接指導制度に「50人未満だから対象外」という例外はない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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