第116回医師国家試験 E6(2022年)
正答:b
問題
腹部診察所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。
| 選択肢 | 腹部診察所見 | 疾患 |
|---|---|---|
| a | 筋性防御 | 急性膀胱炎 |
| b | Murphy徴候 | 急性胆囊炎 |
| c | 下腹部腫瘤 | 尿管結石 |
| d | 腹壁静脈怒張 | 腹部大動脈瘤 |
| e | 鼠径リンパ節腫大 | 停留精巣 |
正答の理由
右季肋部の胆囊部位を圧迫しながら吸気を促すと、疼痛のため吸気が止まるMurphy徴候は急性胆囊炎を疑う所見です。発熱や炎症反応、超音波等の画像所見と組み合わせて診断し、徴候単独で確定しません。
各選択肢の検討
a.筋性防御は腹膜刺激を示す所見で、通常の膀胱炎では典型的ではありません。
b.正しい。急性胆囊炎の局所徴候です。
c.尿管結石は疝痛や血尿が中心で、通常は触知できる下腹部腫瘤を作りません。
d.腹壁静脈怒張は門脈圧亢進や大静脈還流障害等を考えます。大動脈瘤では拍動性腫瘤が手掛かりです。
e.停留精巣では鼠径部の精巣を腫瘤として触れる場合がありますが、リンパ節腫大そのものではありません。
覚えるポイント
Murphy徴候は急性胆囊炎を疑う局所所見。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。