第116回医師国家試験 D8(2022年)
正答:e
問題
急性の細菌感染症はどれか。
a.癜風
b.掌蹠膿疱症
c.膿疱性乾癬
d.化膿性汗腺炎
e.伝染性膿痂疹
正答の理由
伝染性膿痂疹〈とびひ〉は黄色ブドウ球菌やA群溶血性レンサ球菌などによる皮膚感染症です。ほかの選択肢には真菌症や炎症性皮膚疾患が含まれます。「膿」という名称だけで、急性の細菌感染症と判断しないことが重要です。
各選択肢の検討
a.Malasseziaによる真菌症です。
b.掌蹠に無菌性膿疱を繰り返す炎症性疾患です。感染巣が病態に関連することと、皮疹自体の急性細菌感染を区別します。
c.無菌性膿疱を形成する乾癬の病型です。
d.毛包の閉塞・炎症を背景に慢性・反復性に膿瘍や瘻孔を来します。二次感染はあり得ますが、単純な急性細菌感染症ではありません。
e.正しい。細菌による水疱や膿疱、びらん・痂皮を形成します。
覚えるポイント
膿疱・膿瘍という形態や名称だけで感染性と決めない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。