腎後性AKIの尿路閉塞を超音波で確認する|第116回医師国家試験D7

第116回医師国家試験 D7(2022年)

正答:d

問題

腎後性急性腎障害を、腎前性・腎性急性腎障害と鑑別する場合に最も有用な検査はどれか。

a.腎生検

b.尿蛋白定量

c.尿比重測定

d.腹部エコー検査

e.血清クレアチニン値測定

正答の理由

腎後性急性腎障害では尿路閉塞を考え、水腎症や膀胱内の尿貯留などを腹部超音波で評価します。血清クレアチニンは腎機能障害の程度を示しますが、腎前性・腎性・腎後性の区別をそれだけで決めることはできません。閉塞初期などでは水腎症が明瞭でない場合もあり、臨床情報と併せて判断します。

各選択肢の検討

a.腎実質疾患の診断に用いる場合がありますが、閉塞の確認に最初に選ぶ検査ではありません。

b.糸球体障害などの手掛かりですが、尿路閉塞の評価としてはdが有用です。

c.尿濃縮状態を反映しますが、腎後性を特異的に診断できません。

d.正しい。腎盂・尿管の拡張や尿貯留などの閉塞所見を評価します。

e.AKIの診断・経過評価には必要ですが、単独では原因分類を区別できません。

覚えるポイント

原因不明のAKIでは尿路閉塞を見逃さず、超音波で形態を確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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