食道アカラシアに対する内視鏡治療|第116回医師国家試験D5

第116回医師国家試験 D5(2022年)

正答:b

問題

上部消化管内視鏡を用いて治療が行われるのはどれか。

a.食道憩室

b.食道アカラシア

c.食道カンジダ症

d.食道裂孔ヘルニア

e.非びらん性胃食道逆流症

正答の理由

食道アカラシアでは食道胃接合部の弛緩が不十分となり、食物が通過しにくくなります。内視鏡的バルーン拡張術や経口内視鏡的筋層切開術〈POEM〉が治療の選択肢であり、本問の正答はbです。ほかの疾患について、特殊な適応や新しい内視鏡治療が一切ないという意味ではありません。

各選択肢の検討

a.症状・部位により手術などを検討します。一部の憩室には内視鏡的治療もありますが、本問の代表的な適応としてはbを選びます。

b.正しい。下部食道括約筋の通過障害に対してバルーン拡張やPOEMを行います。

c.通常は抗真菌薬による治療で、内視鏡は主に診断に用います。

d.逆流症状への薬物療法や、病態に応じた外科的修復を検討します。本問ではbが適切です。

e.通常は酸分泌抑制薬などの薬物療法が中心です。難治例への特殊な内視鏡治療の適応とは区別します。

覚えるポイント

食道アカラシアには内視鏡的拡張とPOEMがある。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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