先天性副腎皮質過形成症の発熱時のストレス用量|第116回医師国家試験D4

第116回医師国家試験 D4(2022年)

正答:d

問題

先天性副腎皮質過形成症の維持療法中に発熱を呈した場合、初期対応として適切なのはどれか。

a.水分制限

b.抗菌薬投与

c.利尿薬静注

d.糖質コルチコイドの増量

e.グルコース・インスリン療法

正答の理由

糖質コルチコイドの補充を受けている患者では、発熱などの身体的ストレス時に必要なコルチゾール分泌を十分に増やせません。副腎クリーゼを防ぐため、シックデイルールに従って糖質コルチコイドを増量します。嘔吐・脱水や意識障害などがあれば、経口薬だけで対応せず緊急の非経口投与・補液等を検討します。

各選択肢の検討

a.脱水を悪化させる恐れがあり、初期対応として選びません。

b.細菌感染があれば必要ですが、発熱の原因評価と並行して補充量を調整することが重要です。

c.循環血液量を減少させる恐れがあり、初期対応ではありません。

d.正しい。身体的ストレスに合わせて糖質コルチコイドの用量を増やします。

e.高K血症に使う処置ですが、発熱時に一律に実施するものではありません。

覚えるポイント

副腎不全の発熱時は、原因治療とともに必要なステロイド補充量を増やす。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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