肝硬変の漏出性胸水|第116回医師国家試験C12

第116回医師国家試験 C12(2022年)

正答:b

問題

滲出性胸水をきたす疾患に含まれないのはどれか。

a.肺梗塞

b.肝硬変

c.急性膵炎

d.結核性胸膜炎

e.全身性エリテマトーデス

正答の理由

肝硬変による肝性胸水は、門脈圧亢進に伴う腹水の胸腔への移動などで生じ、典型的には漏出性です。他の選択肢は炎症や組織障害などにより滲出性胸水を来し得ます。ただし肝硬変の患者でも感染・悪性疾患などが合併すれば滲出性になるため、患者単位では胸水検査と臨床所見で評価します。

各選択肢の検討

a.肺梗塞・肺血栓塞栓症では滲出性胸水を来し得ます。

b.正答(含まれない)。肝性胸水は典型的には漏出性です。

c.膵炎に伴う胸膜炎等で滲出性となり、アミラーゼが高い場合があります。

d.結核性胸膜炎は滲出性胸水の代表的原因です。

e.SLEの漿膜炎に伴い滲出性胸水を来します。

覚えるポイント

肝性胸水は原則として漏出性。併存疾患や利尿薬による判定の影響にも注意する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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