マイクロバブルテストと新生児RDS|第116回医師国家試験C6

第116回医師国家試験 C6(2022年)

正答:c

問題

「新生児の出生直後の胃内容物を採取してピペットで吸排して泡立てる。その後4分間静置して、顕微鏡で1 mm²あたりの直径15 μm未満の泡の数をカウントする」

上記の検査はどの疾患を診断するためのものか。

a.先天性肺炎

b.胎便吸引症候群

c.呼吸窮迫症候群

d.新生児一過性多呼吸

e.Wilson-Mikity症候群

正答の理由

胃内容物には嚥下された肺液中のサーファクタントが含まれます。十分なサーファクタントがあると攪拌後にも小さな泡が安定して残るため、その数を調べるマイクロバブルテストはサーファクタント欠乏による新生児呼吸窮迫症候群〈RDS〉の評価に用いられます。実際の診断では在胎週数、呼吸所見、画像等も合わせます。

各選択肢の検討

a.感染を直接検出する検査ではありません。

b.胎便による気道閉塞や炎症の診断を主目的としません。

c.正しい。肺サーファクタントの不足を反映する検査です。

d.肺液吸収の遅延が主な病態であり、本検査の標的疾患とは異なります。

e.慢性の肺障害であり、出生直後のサーファクタント評価とは異なります。

覚えるポイント

安定した微小気泡の数から肺サーファクタントの働きを評価する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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