在宅医療の医療機器管理と生活支援|第116回医師国家試験C1

第116回医師国家試験 C1(2022年)

正答:d

問題

在宅医療を想定している患者・家族への説明で適切なのはどれか。

a.胃瘻の造設を行ったので経口摂取は控える。

b.中心静脈栄養法での輸液中は体動を制限する。

c.仙骨部の褥瘡拡大防止のため円座を使用する。

d.男性では膀胱留置カテーテルを下腹部に固定する。

e.気管切開による人工呼吸療法のため入浴はできない。

正答の理由

男性では陰茎を頭側へ向け、膀胱留置カテーテルを下腹部に固定して尿道への牽引や陰茎陰嚢部の圧迫を減らします。在宅医療では機器を使うことだけを理由に食事・活動・清潔を一律に制限せず、誤嚥や抜去、水の流入などの危険を個別に評価します。

各選択肢の検討

a.胃瘻があっても、嚥下機能と誤嚥リスクを評価して経口摂取を併用できる場合があります。

b.輸液ラインを安全に管理し、体動を一律に禁止しません。

c.円座は接触部への圧集中や循環障害を起こし得るため、体圧分散寝具や適切な体位変換を用います。

d.正しい。男性の尿道を牽引しないよう下腹部へ固定します。

e.気管切開や人工呼吸器があっても、気管孔への水の流入を防ぐなどの対策と支援体制を整えて入浴できる場合があります。

覚えるポイント

医療機器の使用と、食事・移動・入浴を全面禁止することを同一視しない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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