抗菌薬投与期間は開始時のCRPだけで決めない|第116回医師国家試験B4

第116回医師国家試験 B4(2022年)

正答:c

問題

抗菌薬の適正使用について誤っているのはどれか。

a.培養検査提出後に開始する。

b.薬物動態に合わせて投与量を調整する。

c.開始時の CRP 値で投与期間を決定する。

d.抗菌薬の臓器への移行性を考慮して選択する。

e.感受性検査の結果に応じて適切な抗菌薬に変更する。

正答の理由

抗菌薬の投与期間は感染臓器、原因微生物、感染源コントロール、患者の経過などに基づいて決めます。開始時のCRP値のみで投与日数を決定するのは不適切です。CRPの推移も臨床所見を補う情報として扱います。

各選択肢の検討

a.可能なら投与前に適切な検体を採取します。ただし重症感染症で治療開始を不当に遅らせません。

b.薬物動態・薬力学、腎機能などに応じて投与量や投与間隔を調整します。

c.正解。開始時CRPの高低だけで投与期間を決めません。

d.感染部位へ有効濃度が届く薬剤を選びます。

e.培養・感受性と臨床経過を再評価し、狭域化など適切な変更を行います。

覚えるポイント

培養、感染臓器、薬剤特性、治療反応を組み合わせて適正化する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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