第116回医師国家試験 A10(2022年)
正答:d
問題
全身性強皮症による続発性Raynaud現象の特徴はどれか。
a.片側性である。
b.家族歴がある。
c.若年発症が多い。
d.手指腫脹を伴う。
e.血圧の左右差を伴う。
正答の理由
全身性強皮症ではRaynaud現象に加えて、初期の手指腫脹や皮膚硬化、爪郭毛細血管異常などを認めます。手指腫脹は一次性Raynaud現象より基礎疾患として強皮症を疑う手掛かりです。
各選択肢の検討
a.強皮症では両手に生じることが多く、片側性が特徴ではありません。
b.一次性でみられることがありますが、強皮症による二次性を示す特徴ではありません。
c.若年からの発症は一次性で比較的多く、強皮症性の特徴ではありません。
d.正しい。puffy fingersなどの腫脹は強皮症を疑う重要所見です。
e.大血管狭窄などを検討する所見で、強皮症の典型的特徴ではありません。
覚えるポイント
Raynaud現象に手指腫脹・皮膚硬化・潰瘍などがあれば膠原病を評価する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。