第115回医師国家試験 F56(2021年)
正答:d・e
問題
78歳の男性。2年前に脳梗塞を発症し右半身不全麻痺を認める。週1回ヘルパーに①掃除と②洗濯および③買い物をしてもらっている。④食事摂取は左手で可能で屋内では杖を使って歩行し⑤トイレ動作は自立している。
下線部のうちADLの評価項目に含まれるのはどれか。2つ選べ。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤
正答の理由
本問のADLは、食事・排泄・移動・更衣・入浴等の基本的な日常生活動作を指します。掃除・洗濯・買い物は、地域での自立生活に必要な、より複雑な手段的ADL(IADL)に分類します。補助具や非麻痺側の手を用いる場合も、実際にどの程度自立しているかを評価します。
各選択肢の検討
a.掃除はIADLに分類します。
b.洗濯はIADLに分類します。
c.買い物はIADLに分類します。
d.正しい。食事を摂取する動作は基本的ADLです。調理・買い物とは区別します。
e.正しい。トイレ動作は基本的ADLの評価項目です。
覚えるポイント
食事・排泄はADL、掃除・洗濯・買い物はIADL。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。