補体消費を来す糸球体腎炎とクリオグロブリン血症|第115回医師国家試験F33

第115回医師国家試験 F33(2021年)

正答:d・e

問題

低補体血症を認める疾患はどれか。2つ選べ。

a.蜂窩織炎

b.細菌性肺炎

c.虚血性大腸炎

d.急性糸球体腎炎

e.混合型クリオグロブリン血症

正答の理由

免疫複合体などにより補体が活性化・消費されると、血清補体値が低下します。急性糸球体腎炎の代表である溶連菌感染後糸球体腎炎ではC3低下、混合型クリオグロブリン血症では特にC4低下が特徴です。すべての型の急性糸球体腎炎で補体が低下するわけではありません。

各選択肢の検討

a.通常の蜂窩織炎で低補体血症を特徴的所見とはしません。

b.通常の細菌性肺炎の代表的検査所見ではありません。重症感染に伴う変化等とは分けて考えます。

c.腸管虚血が主病態で、低補体血症を代表的所見とはしません。

d.正しい。特に感染後急性糸球体腎炎では補体消費によりC3やCH50が低下します。

e.正しい。免疫複合体による補体活性化を背景に、特にC4の低下を認めます。

覚えるポイント

感染後糸球体腎炎はC3、混合型クリオグロブリン血症はC4の低下。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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