第115回医師国家試験 F32(2021年)
正答:a・e
問題
高齢者の転倒リスクを高める薬剤はどれか。2つ選べ。
a.降圧薬
b.骨粗鬆症治療薬
c.尿酸排泄促進薬
d.ビタミンD製剤
e.ベンゾジアゼピン系抗不安薬
正答の理由
降圧薬による過度の血圧低下・起立性低血圧、ベンゾジアゼピン系薬による鎮静・筋弛緩・ふらつきは、高齢者の転倒に関与します。薬剤の必要性や用量、併用薬、立位血圧などを評価します。降圧薬を全例で中止すべきという意味ではありません。
各選択肢の検討
a.正しい。特に導入・増量時や脱水、過降圧等に伴う起立性低血圧に注意します。
b.骨折予防のための薬剤で、薬効群全体として本問の代表的な転倒惹起薬ではありません。
c.高尿酸血症の治療薬であり、本問で選ぶ代表的な転倒リスク薬ではありません。
d.通常の適正使用は代表的な転倒惹起薬ではありません。過量投与による有害作用とは区別します。
e.正しい。眠気、注意力低下、ふらつき、筋弛緩等により転倒リスクが高まります。
覚えるポイント
転倒評価では鎮静薬と血圧に影響する薬を見直す。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。