成人ADHDの不注意症状|第115回医師国家試験F4

第115回医師国家試験 F4(2021年)

正答:c

問題

成人において、自閉症スペクトラム障害に比べて注意欠陥多動性障害〈ADHD〉で高頻度にみられる症状はどれか。

a.視線が合わない。

b.冗談が通じない。

c.ケアレスミスが多い。

d.的はずれの応答が多い。

e.左右対象であることにこだわる。

正答の理由

ADHDの不注意には、細部への注意が続かず仕事や日常生活でケアレスミスを繰り返すことが含まれます。自閉症スペクトラム障害では対人コミュニケーションの特徴や限定的・反復的な行動等を評価します。両者は併存し得るため、一つの症状だけで診断は決めません。

各選択肢の検討

a.対人コミュニケーションの特徴として自閉症スペクトラム障害で評価する所見です。

b.比喩や冗談を文字どおり受け取る傾向は自閉症スペクトラム障害でみられ得ます。

c.正しい。不注意による細かなミスはADHDの代表的な症状です。

d.どちらでも起こり得ますが、不注意に特異的な比較項目としてはcを選びます。

e.同一性や秩序へのこだわりを示す項目で、自閉症スペクトラム障害等の特徴を考えます。

覚えるポイント

ADHDの不注意は、細部の見落としやケアレスミスとして現れる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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