腎結石と蓄尿症状の原因を区別する|第115回医師国家試験E23

第115回医師国家試験 E23(2021年)

正答:a

問題

膀胱の蓄尿症状をきたさない疾患はどれか。

a.腎結石

b.脳梗塞

c.脊髄損傷

d.Parkinson病

e.間質性膀胱炎

正答の理由

頻尿、尿意切迫感、切迫性尿失禁等は蓄尿症状です。脳・脊髄疾患による神経因性の膀胱機能障害や、間質性膀胱炎が原因になります。選択肢では腎臓内の結石自体は典型的な蓄尿症状の原因ではなくaです。ただし結石が下部尿管へ移動した場合や感染がある場合などには頻尿・尿意等が生じ得るため、結石疾患全般で絶対に起こらないとはしません。

各選択肢の検討

a.正答。腎結石そのものより、下部尿管結石や感染等の状況を区別します。

b.中枢の排尿調節が障害され、排尿筋過活動等で蓄尿症状を来します。

c.損傷部位・時期によって蓄尿・排出両面の障害が生じます。

d.排尿筋過活動等により頻尿・尿意切迫感を来し得ます。

e.膀胱充満に伴う疼痛や頻尿等を来します。

覚えるポイント

蓄尿症状は神経調節障害や膀胱炎症を考える。結石は部位と併発病態を確認。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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