第115回医師国家試験 E15(2021年)
正答:d
問題
世界的大流行を引き起こし、中世ヨーロッパでは黒死病として恐れられた感染症はどれか。
a.結核
b.コレラ
c.天然痘
d.ペスト
e.発疹チフス
正答の理由
14世紀のヨーロッパなどで大流行し、黒死病と呼ばれたのはペストです。病原体はペスト菌〈Yersinia pestis〉で、感染したノミなどを介して伝播し、腺ペスト、敗血症型、肺ペストなどの病型があります。歴史的流行と現在も存在する感染症であることを関連付けます。
各選択肢の検討
a.結核菌による慢性感染症で、この黒死病の名称には該当しません。
b.コレラ菌による急性水様性下痢症です。
c.天然痘ウイルスによる疾患で、黒死病とは異なります。
d.正しい。ペストの歴史的な大流行を指します。
e.Rickettsia prowazekiiによるシラミ媒介感染症で、黒死病とは別です。
覚えるポイント
黒死病=ペスト、病原体はYersinia pestis。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。