血液培養は十分な採血量と汚染防止、穏やかな混和|第115回医師国家試験E11

第115回医師国家試験 E11(2021年)

正答:e

問題

成人患者に対する血液培養検体の採取方法について正しいのはどれか。

a.抗菌薬投与後に検体を採取する。

b.2セットとも1か所から採血する。

c.採血部位の皮膚消毒後、消毒薬が乾く前に採血を行う。

d.採取後の血液は好気ボトル、嫌気ボトルの順に入れる。

e.ボトルに検体を注入後、ボトル内の培地と血液を転倒混和する。

正答の理由

注入後は培地と血液を穏やかに転倒混和します。可能なら抗菌薬前に、別々の穿刺部位から適切な量の複数セットを採取し、消毒薬が十分乾いてから穿刺します。ボトルに入れる順は採血方法で異なり、シリンジでは嫌気を先、翼状針による直接採取ではチューブ内の空気を嫌気ボトルへ入れないため好気を先にする手順があります。公式正答eと、dが条件次第で適切となる点を分けて理解します。

各選択肢の検討

a.可能なら抗菌薬開始前に採取します。ただし採取のため必要な抗菌薬投与を不当に遅らせません。

b.通常は別々の穿刺部位から採り、汚染菌の判断にも役立てます。

c.消毒薬の作用時間と乾燥を確認して採血します。

d.一律には決めません。シリンジからの注入は嫌気を先、翼状針の直接採取は好気を先とする手順があり、採血法・製品の指示に従います。

e.正しい。強く振らず、血液と培地を穏やかに転倒混和します。

覚えるポイント

血培は抗菌薬前・十分量・複数セット・汚染防止。ボトル順は採血法を確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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