第115回医師国家試験 E2(2021年)
正答:c
問題
慢性腎臓病の重症度分類(別冊No.1)を別に示す。
A1からA3の方向(横軸方向)の区分を規定する指標はどれか。
a.eGFR
b.年齢
c.蛋白尿
d.体格指数
e.平均血圧

正答の理由
CKD重症度分類は原疾患、GFR区分、蛋白尿区分を合わせて評価します。横軸A1〜A3は蛋白尿・アルブミン尿の程度、縦軸G1〜G5はeGFRによる腎機能の区分です。同じeGFRでも尿蛋白が多いほど、腎不全や心血管疾患等のリスクが高くなります。
画像の見方
横にA1・A2・A3、縦にG1からG5が並び、右方向と下方向に「重症」の矢印があります。A区分は蛋白尿・アルブミン尿の程度で、右に進むほど多くなります。G区分は腎機能で、下に進むほどeGFRが低下します。濃い区分ほど死亡・末期腎不全・心血管疾患等のリスクが高いことを示し、腎機能と尿蛋白を組み合わせて読む図です。
各選択肢の検討
a.eGFRは縦軸G区分を決めます。
b.年齢はeGFR算出やリスク評価に関与しますが、A区分そのものではありません。
c.正しい。尿蛋白または尿アルブミンの量による区分です。
d.BMIは体格の指標で、横軸の定義ではありません。
e.血圧はCKDの進展に関係しますが、A区分を規定する量ではありません。
覚えるポイント
CKDはG=GFR、A=尿蛋白・アルブミン尿の二方向で重症度を読む。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。