乳び胸と胸管損傷・LAM|第115回医師国家試験D14

第115回医師国家試験 D14(2021年)

正答:b・e

問題

乳び胸の原因となるのはどれか。2つ選べ。

a.心不全

b.食道癌手術

c.細菌性胸膜炎

d.月経随伴性気胸

e.肺リンパ脈管筋腫症〈LAM〉

正答の理由

乳び胸は脂肪を含むリンパ液が胸膜腔に漏れる病態です。食道癌手術での胸管損傷と、LAMに伴うリンパ系の障害は代表的な原因です。乳白色の胸水がすべて乳び胸とは限らず、胸水トリグリセリドやカイロミクロン等を評価します。

各選択肢の検討

a.通常はうっ血性胸水を考えます。まれに乳び胸を来す報告はありますが、公式の代表的2原因はbとeです。

b.正しい。胸管の術中損傷等から乳び漏が起こり得ます。

c.主に感染性胸水・膿胸を考え、乳び漏とは区別します。

d.胸腔内子宮内膜症等と関連する気胸で、乳び胸の代表原因ではありません。

e.正しい。LAMではリンパ管・リンパ系の障害により乳び胸を合併し得ます。

覚えるポイント

胸部手術後の乳び漏とLAMのリンパ系病変を押さえる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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