中枢神経原発リンパ腫と眼症状|第115回医師国家試験D12

第115回医師国家試験 D12(2021年)

正答:b・c

問題

中枢神経原発悪性リンパ腫について正しいのはどれか。2つ選べ。

a.若年女性に好発する。

b.初発症状にぶどう膜炎がある。

c.大部分は B 細胞リンパ腫である。

d.診断時に約半数で全身転移を認める。

e.副腎皮質ステロイドは根治的な治療薬である。

正答の理由

中枢神経原発リンパ腫の多くはびまん性大細胞型B細胞リンパ腫です。眼内病変がぶどう膜炎様の症状で先行することがあり、通常のぶどう膜炎にみえる仮面症候群として注意します。中枢神経原発という診断では全身のリンパ腫を評価して除外します。

各選択肢の検討

a.主に中高年にみられ、若年女性好発とはいえません。

b.正しい。眼内リンパ腫による炎症様所見が先行することがあります。

c.正しい。大部分がB細胞性です。

d.中枢神経原発では診断時に中枢神経外の全身リンパ腫を認めないことが基本です。

e.ステロイドで一時的縮小しても根治的単独治療ではありません。可能なら生検前投与を避け、緊急時は専門科と調整します。

覚えるポイント

ステロイドで消えることがあるが、診断困難化と再発を踏まえ単独根治薬としない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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