第115回医師国家試験 D9(2021年)
正答:d
問題
合併症として完全房室ブロックを最も生じやすいのはどれか。
a.強皮症
b.Sjögren 症候群
c.甲状腺機能低下症
d.心サルコイドーシス
e.全身性エリテマトーデス〈SLE〉
正答の理由
心サルコイドーシスでは肉芽腫性炎症と線維化が刺激伝導系に及び、高度房室ブロックを来し得ます。原因不明の高度房室ブロック、とくに比較的若い患者では重要な鑑別です。
各選択肢の検討
a.心筋障害・不整脈はあり得ますが、提示肢ではdが最も代表的です。
b.抗SSA抗体に関連する胎児・新生児の房室ブロックとは区別します。
c.徐脈を生じ得ますが、完全房室ブロックを最も起こしやすい病態としてdを選びます。
d.正しい。房室ブロック・心室性不整脈・心不全は重要な心病変です。
e.心病変はあり得ますが、提示肢では心サルコイドーシスを優先します。
覚えるポイント
原因不明の高度房室ブロックは心サルコイドーシスを検討する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。