レジオネラ肺炎の抗菌薬と検査|第115回医師国家試験D8

第115回医師国家試験 D8(2021年)

正答:d

問題

レジオネラ肺炎について誤っているのはどれか。

a.集団感染がみられる。

b.中枢神経系症状を呈する。

c.低ナトリウム血症を生じる。

d.β ラクタム系抗菌薬が有効である。

e.迅速診断に尿中抗原検出キットが有用である。

正答の理由

レジオネラは細胞内で増殖する菌で、治療にはマクロライド系や呼吸器フルオロキノロン系等を用います。通常のβラクタム系単独では十分な効果を期待できません。尿中抗原は迅速診断に有用ですが、検出できる菌種・血清群に限界があり、陰性だけでは否定できません。

各選択肢の検討

a.正しい。汚染水系等を介した集団発生があります。

b.正しい。意識障害などの神経症状を伴うことがあります。

c.正しい。低Na血症を伴うことがありますが、特異的所見ではありません。

d.誤りで正答。細胞内感染を考え、レジオネラに活性のある抗菌薬を選びます。

e.正しい。迅速検査として有用で、必要に応じ下気道検体の培養や分子検査も併用します。

覚えるポイント

βラクタム単独でレジオネラをカバーしたと考えない。尿中抗原陰性でも除外しない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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