幼児期のアセトン血性嘔吐症|第115回医師国家試験D6

第115回医師国家試験 D6(2021年)

正答:e

問題

幼児期に発症し思春期までに多くが自然寛解するのはどれか。

a.片頭痛

b.過換気症候群

c.起立性調節障害

d.神経性食思不振症

e.アセトン血性嘔吐症

正答の理由

アセトン血性嘔吐症は小児の周期性嘔吐として扱われてきた病態で、幼児期から反復する嘔吐発作と無症状期を認め、成長に伴い軽快する例が多いことが特徴です。ただし全例が思春期までに消失するわけではなく、成人への持続や片頭痛への移行もあります。反復嘔吐では代謝疾患等の器質的原因を除外します。

各選択肢の検討

a.小児にもみられますが、思春期までに多くが自然寛解するという組合せではeを選びます。

b.過換気による症状ですが、幼児期発症と成長による寛解の代表病態ではありません。

c.主に学童期・思春期に問題となり、設問の年齢経過とは異なります。

d.思春期以降の発症が多く、幼児期発症の自然寛解を特徴としません。

e.正しい。幼児期に反復発作を起こし、成長に伴って軽快する例が多い病態です。

覚えるポイント

反復する嘔吐発作の間に無症状期がある。成長後も症状が続く例はある。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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