第115回医師国家試験 C44(2021年)
正答:d
問題
1か月の男児。健康診査のため母親に連れられて来院した。在胎40週、出生体重2,990 gであった。周産期に異常はなかった。母親に今後の予防接種のスケジュールについて聞かれたため作成した標準的なスケジュール表(別冊No.10)を別に示す。
スケジュール表内の(※)にあてはまるワクチンはどれか。
a.MRワクチン
b.水痘ワクチン
c.日本脳炎ワクチン
d.4種混合ワクチン
e.おたふくかぜワクチン

正答の理由
図は2020年1月17日生まれの児について、当時のスケジュールを示しています。(※)は生後3か月の4月23日に開始し、5月28日、8月27日と初回3回を接種する4種混合〈DPT-IPV〉ワクチンです。MR、水痘、おたふくかぜは通常1歳以降、日本脳炎の標準的な初回接種は3歳からです。現在は制度が変わっており、4種混合の開始年齢は2023年に生後2か月へ引き下げられ、2024年4月からはHibを含む5種混合が定期接種に導入されています。現在の接種計画にこの2020年の表をそのまま用いません。
画像の見方
(※)欄は生後3か月の2020年4月23日に初回、5月28日と8月27日に続く3回の接種です。出題当時の4種混合ワクチンの接種時期に対応します。
各選択肢の検討
a.標準的には1歳から接種します。
b.標準的には1歳から接種します。
c.標準的な初回接種時期は3歳からです。地域やリスクによる早期接種とは区別します。
d.正しい。出題当時の4種混合は生後3か月から開始するスケジュールです。
e.通常1歳以降の任意接種であり、図の乳児早期3回とは異なります。
覚えるポイント
過去問の予防接種表は、作成された年と現行制度を分けて読む。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。